そばの三たてとは、「挽きたて」「打ちたて」「茄でたて」の三つのたてからきています。「挽きたて」とはそば粉を製粉したすぐの状態、「打ちたて」とはそばを打ち終わった状態、「茹でたて」とはそばを茹で上げてすばやく水切りした状態のことで、なぜそれだけ時間にこだわるかというと、そばとは時間経過と共に鮮度の劣化が激しいからである。ただし、「打ちたて」の場合だけ、包丁で切った後すぐに茹でてはいけない。切りたてのそばは、沈まずに浮いてしまうのでうまく茹であがらないからである。
「丸打ち」、「手駒切り」が出石の伝統。
粉は挽きぐるみを使い、湯は使わず出石の水で素早く打ち上げる。
毎日多くのそばを打ち続ける出石そば職人の技は、全国でも高く評価されています。